1月

 

令和の時代も
あああ地平線を見据えて


新しい年が始まりました。

 昨年を振り返りますと、日本各地で災害が発生。豪雨、台風、地震。そして、危険な暑さも災害となりました。川崎町では県内の市町村で、いち早く小中学校にエアコンを設置するとともに避難所となる各地区の集会所にも完備したところです。
そのような中、10月に襲来した台風19号の被害は、わが町にとっても大きなものとなりました。復旧に3億7,000万円を要し、町の持ち出し分は、約1億円となります。
昔の人は言いました。
「いつまでもあると思うな親と金、ないと思うな運と災難」

 地方創生が叫ばれて5年。この間、大きな予算が投入され続けています。地方創生は、人口減少の抑制と東京一極集中の是正が目的。政府は来年にも東京圏への人の転出入の均衡を図る予定でしたが、現在もなお首都圏への転入が超過し続けているのです。
この国は、人口減少と東京一極集中と自然災害の問題が深刻化しています。一方で、日本ほど水に恵まれた国もありません。国土の7割を占める山間部には、豊かな森が広がり、そこに降った雨は、浄化され、河川を形成し、田畑を潤す。これほど安心して水を飲み、水を使える国は世界でも少ない水穂、瑞穂の国なのです。
改めて、水害対策とともに、尊い人命を守るためには、普段から、地域社会での信頼、安心、連携の関係づくりを構築しておくことを忘れてはならないのでしょう。

 これまで、多くの先輩たちが、町づくりの先頭に立ちました。繁栄のときがあれば、暗雲が立ち込めるときも・・・。
しかし、どのようなときも、この町が持ちこたえられたのは、指導者の見識や力量だけでなく、人々の努力と忍耐があったからなのです。

 先輩たちは、苦難をしのいでは立ち上がり、気力を振り絞っては、地平線を見据えました。
彼らの価値観は、正直、勤勉、勇気。そして、寛容の中にありました。それは、これからも変わるものではないでしょう。
いつの時代も試練があります。
だからこそ、私たちは、皆様から与えられた信頼に感謝し、目の前にある仕事に謙虚に向き合っていかねばなりません。
季節はめぐり、やるべきことは山積しています。先輩たちが、凍てつく流れに挑んだように、私たちも地平線を見据えて歩いていきましょう。
次の世代にしっかりとバトンを渡すために。
ああそれが私たちの務めなのですから・・・。