オススメスポット紹介 みんなの集い場『絵本の広場』 (前編)
今日は子どもも大人も自由に集ってくつろげる、私設の図書館『絵本の広場』を紹介します。
中に入ってみると壁に絵本がずら~り。
絵本の広場は、子どもが本や童話の世界に触れられる貴重な空間です。
絵本の広場を運営しているのは、「頼めばできないことはない」とそのハイスペックさ
で有名な佐藤牧さん。
大の釣り好きで、そのためならいつでもどこでも出動するフットワークの軽さを
兼ね備えています。
『絵本の広場』ができたワケ
絵本の広場は、もともとNPO法人「地球の楽好』という団体が
、東日本大震災で被災した地域の子どもたちに、全国から寄せられた絵本を
絵本バスで届ける活動のベースキャンプとして、川崎町の元保育所の一部を借りて
始めたものでした。
現在は牧さんがボランティアスタッフとして運営し、図書館として町内外の子どもたちに
広く解放しています。毎日、年齢も学校もバラバラの子どもたちがたくさん遊びに来ています。
絵本の広場を利用した子どもの数は、この8年間でなんと8000人を超えました!
”絵本”や”広場”の枠を越えて
また、子連れで気兼ねなく使えることからフラダンス教室やふとうこうカフェなど
様々なイベントの開催場所にもなっていますし、子ども用品や学用品のリサイクルも
やっています。
新型コロナウイルスの影響でいつもの拠点を開くことができなかった時期には、
野外に絵本やおもちゃを運び、『出張 絵本の広場』も開催していました。
学校や他の遊び場が閉めざるをえなかったり利用制限がかかったりしているなかで、
外の広い空間で自由に本に触れ、遊べる場があることは子どもやお母さんにとって
心のよりどころでした。
そのときそのときの人や場のニーズに合わせて形を変えたり企画を加えたりしながら
開き続けてきた『絵本の広場』に、最近うれしい変化が起こり始めています。
(後編につづく)