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歴史街道を行く

印刷ページ表示掲載日:2021年3月19日更新

訪れる者の心を豊かにする、蔵王の自然。そのふところには、数々の名所・旧跡が残ります。川崎に名を馳せた偉人たちの歴史を辿りながら、時には時間を忘れて、川崎の自然とともに歴史散策はいかがですか?

歴史散策

散策コース

山形自動車道川崎IC下車、車で周遊するコースです。桜の名所や釜房湖畔の自然を楽しめるこのコースは、春から新緑の季節にかけて散策するのがおすすめです。

散策コース歴史散策マップ拡大表示

歴史散策マップ拡大表示

MAP1川崎城址

川崎城址

さて散策コースは川崎要害の地、川崎城址からスタート。砂金氏11代砂金右兵衛常公が慶長13年川崎城を築 城、元禄15年まで居城。砂川氏没後、伊達氏が最上境の要衝の地として伊達一門を配し、ここを拠点として笹谷街道沿いの備えに万全を期した川崎発祥の地で す。城址には要害の碑が残り、当時を偲ばせまる雰囲気が漂います。春には桜の名所として賑わう四季を通じた憩いの場です。

MAP2圓長山円福寺

川崎城址で川崎発祥の歴史にふれたら、日本歴史上に忽然と現れた江戸初期の国際交流の先覚者支倉常長の歴史に 会いに行こう。ここ川崎町は支倉一族のふるさと。平安後期に開創した圓長山円福寺には、支倉常長の墓があります。墓参をすましたら支倉常長と一族の往時を しのぶ周遊コース散策がおすすめです。円福寺の本尊は国宝級ともいわれる塑像の延命寺地蔵菩薩像。脇仏には仏像に模したマリア観音が安置されており、こち らも見逃せません。

圓長山円福寺マリア観音支倉常長の墓

MAP3滝前不動のフジ

支倉常長の歴史の地を後に釜房湖畔へ向かう途中には、国内有数の古木で天然記念物として国の指定を受けた文化 財、滝前不動のフジがあります。樹下を流れる渓流に小さな滝があることからこの名がつけられました。フジは根元から三幹に分かれ、全体の根元周りは 570cmの太さを持ち、我が国最大級のフジです。

滝前不動のフジ釜房湖

MAP4笹谷街道の松並木

笹谷街道の松並木

さあ、ここからはしばらく釜房湖畔の自然と景観を満喫しながらドライブ。途中にある農協地域特産センターでの んびり休憩。川崎町のお土産を購入したり、かわさきそばも味わえます。休憩したら江戸時代に整備された奥州街道から笹谷峠を越え山形に続く道、笹谷街道を 走ろう。数多くの人々が往来した歴史の跡がそこかしこにただよっていて、なぜかなつかしい気持ちに。新緑の頃に茂る青々とした松並木は街道のシンボルです。

MAP5逆銀杏

逆銀杏

松並木を通り抜けて向かうは逆銀杏。上の方は太く、下の方は細いことから逆銀杏と名づけられたまさに大木。前 九年の役の天喜四年(1056年)八幡太郎義家が安倍貞任の敗走軍を追ってこの地にさしかかって休息したとき、持っていた銀杏の鞭(むち)を逆さに地にさ し、そのまま忘れていったものが根をはり、今日に至ったと伝えられています。町内最古の雄株の大木で、今だに樹勢が盛んで枝張りも30m程にもおよびます。 乳柱の出も短いが至るところに見られます。

MAP6青根御殿

伝説の逆銀杏に思いを馳せたら、いよいよ青根温泉へ。青根にある不忘閣は、旧伊達藩唯一の「御殿湯」であった ことが広く知られています。特に5代藩主吉村以後は、詳しい入浴日記も残されているほどで、かの伊達政宗公を始めとする歴代の藩主が、藩政の合間に入湯し ていたことがうがかわれます。その佇まいは残されたままで、現在も伊達藩の御殿湯として由緒と歴史を堪能することができます。

青根御殿青根温泉

MAP7野鳥の森自然公園 MAP8古賀政男歌碑

古賀政男歌碑

とうとう歴史街道も最終地点、青根温泉の裏山にある野鳥の森自然公園へ。約1時間ほどで廻れる遊歩道を小鳥のさえずりを聞きながら歩くのもおすすめです。公園の広場には、作曲家古賀政男先生不朽の名曲「影を慕いて」発生の歌碑があります。川崎町は、日本の心を歌にこめた作曲家・古賀政男氏にとって青春の1ページを飾る忘れ得ぬ出発の地なのです。


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